MEALCRAFT COFFEE BLOG - ミールクラフトのコーヒーブログ

越後妻有、新潟県十日町市にあるスペシャルティコーヒー豆専門店『ミールクラフト』のコーヒーブログです。

【ハワイコナ農園訪問記】Mountain Thunder coffee (2)

農園見学の後は、ウェットミルを案内して頂きました。
 

奥のグリーンの施設が、ウェットミルです。
ウェットミルとは【コーヒーの実から種(豆)を取り出す精製工場】のことで、水洗で実を剥く方法<ウォッシュト>となります。
ミルは生産国によっては「ステーション」や「ファクトリー」等とも呼ばれています。
マウンテンサンダーさんの工場はコナの中でも大きく、他の農園の豆も依頼を受け精製しているそうです。

マウンテンサンダーさんはこの日から収穫が始まるという事で、まだ工場は稼働していませんでしたが、精製工程を丁寧に説明して頂きました。

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収穫した果実はその日のうち(18時間以内)に運ばれます。
収穫後24時間以上になるとダメージを受ける為、素早い精製がとても大事だそうです。
水の入ったタンクに入れ、未熟豆と完熟豆を選別します。(未熟豆や塵などの不要物が浮き、完熟豆は沈みます。)
その後、機械(パルパー)にかけて実を剥き、豆(パーチメント)にします。
剥いた豆にはぬめりが残っているので、これを水槽に入れ発酵させて分解させます。
その後水洗いし、乾燥に移ります。

休んでいた機械たち。
これから稼働の為にメンテナンスや掃除をしていきます。
本領を発揮出来ていない状態なので「ここはあんまり撮さないでね」と、
トレントさん苦笑い(笑)


収穫が少量のうちは、小さな機械で精製します。

ちなみに…
このようにウェットミルなどでコーヒー豆になる為に取り除かれてしまう果実部分も、最近では抗酸化作用があるということでサプリメントや健康飲料にも使われているそうですよ。


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次は乾燥場に移動します。

続く(^^)