MEALCRAFT COFFEE BLOG - ミールクラフトのコーヒーブログ

越後妻有、新潟県十日町市にあるスペシャルティコーヒー豆専門店『ミールクラフト』のコーヒーブログです。

ニカラグアのコーヒーの世界を、勉強してきました!

先日、ニカラグア産地セミナーに参加しました。

ニカラグア」って、どんな国?
中米の国なのですが、グアテマラやコスタリカに比べるとあまり知られていないかな…。
コーヒーも、最近ではCOE(カップ・オブ・エクセレンス)やスペシャルティコーヒーでは耳にすることも増えてきましたが、一般的にはまだ普及されていない産地だと思います。

1972年の都市部の震災(阪神淡路大震災みたいな感じになってしまったそうです)、そして長い内戦が続いていた国で、復興していく中でコーヒー産業は重要な位置づけのようです。
 

ニカラグアのお菓子『Rosquillas』というトウモロコシ粉で作ったお菓子が、コーヒーとよく合うと言うことです。とても気になります(^^)また、ニカラグアでは、コーヒーはお砂糖を入れて甘くして飲むのが文化だそうですよ。

ニカラグアのコーヒー豆は殆どがアメリカ(46%)、ヨーロッパ(43%)に輸出されており、日本は全体のわずか1%だそうです。日本での知名度が低いわけです。
また、ニカラグアのコーヒー豆輸出量全体の中でスペシャルティコーヒーの割合は1割ほど。

数十年後には世界的に気温が高くなり、コーヒーを作っていく環境もどんどん厳しくなっていく事になります。そのような中、これからは環境を守りながら良い品質のものを作って継続していくことが大事だと、今までは自然の中で勝手に生えている実を収穫しているような状態だったのを、栽培に手をかけ味の良いコーヒー作りに取り組む生産者が増えてきているそうです。まさに、サステイナブル(持続可能性)です。


午後は、ニカラグアのコーヒーのカッピング(味覚評価)です。
品種別。
まだ世にはでていない、単一では始めての品種もあり、皆さん目を輝かせていました。私も楽しみ!!

ん?!おー!どれもなかなかの個性…。
以前、ニカラグアのコーヒーを飲んだことがあります。バランス良く美味しくはあったものの…特徴がつかめずにいました。
こうやって品種別に見てみると、ニカラグアの土地に合う品種というのもあるみたいですね。
気になった品種があります。これは他の国でも作る事の出来る品種のようですが、特にニカラグアで多く作られることが多いそうです(在来種というわけでもないようですが)。
サンプル豆を頂いてきたので、ローストして味の変化の経過も見てみたいと思います。結果次第になりますが、皆さんにもご紹介出来ればと思います!

ご紹介頂いたゴメスさん、皆さん、ありがとうございました。
また新しいコーヒーの世界が広がって、とても良い勉強になりました。