MEALCRAFT COFFEE BLOG - ミールクラフトのコーヒーブログ

越後妻有、新潟県十日町市にあるスペシャルティコーヒー豆専門店『ミールクラフト』のコーヒーブログです。

貝殻君とへちゃむくれ君

今年のタンザニア、ムリンガ農園。 と~っても甘いコーヒーです。 モンデュール農園の時は「酸味とコクのバランスがよくジューシーです。」なんてお話していましたが、ムリンガ農園は酸味よりも甘さがより際だっている感じがします。 St330153001 そんなタンザニア君。 貝殻豆が多くって、せっせとハンドピック。 タンザニア、ケニアの豆に多い、貝殻豆。 通常一つの実に対になっているコーヒー豆(種)。それが異常交配などの原因で、片方の豆がもう片方を包み込みように出来てしまったコーヒー豆が、貝殻豆(&対になっているへちゃむくれ君。正式名は…?)だそうです。 貝殻豆は通常、欠点豆として取り除くのですが、はたしてどんな味なんでしょう。 それぞれ、1杯分ずつの量には足りなかったので、半量は通常のタンザニアをブレンド。 貝殻君 St330151001 綺麗な酸味がありつつも、コクが少なくすっぽ抜けた味。 へちゃむくれ君 St330152001 香りもコクも良いけど、後味に苦みが残る。…小さいから焦げちゃったのかしら? どちらにしても、そんなに嫌な感じはしませんでした。 黒い豆や、未熟豆のコーヒーは嫌な味が口いっぱいに広がり、鼻から抜ける香りもずっと嫌な感じが残りましたが、貝殻兄弟はそんなに悪く感じませんでした。 でも、味わいのバランスが悪くなるので やっぱり取り除くことにしました(^^)