3月になりました。
2月があっという間すぎて…。まだまだこんなに雪があるのに春の暦。え、うそでしょ?! というギャップを感じる月始まりですが…(^_^;
今月もどうぞ、よろしくお願いします。
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2015年度の新豆、2月末からブラジルが入荷しました。
前回のブラジルが "1番摘み" という、通常ロットよりもいち早く収穫して精製した豆をお届けしたものでしたが、今回からは通年のニュークロップ(新豆)ロットとなります。
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このブラジルを皮切りに、日本にも着々と新豆が到着してきます。弊店でも近日中に春のブレンドやアジアの新着コーヒーがお届けできそうです。
そして、ニュースでもまた話題になっておりましたが…、
今年度の新豆。ミールクラフトが取り扱っているスペシャルティコーヒーの生豆にも、大きく影響が出ております。
ネスレ コーヒー20%値上げへ http://t.co/2YLkNQasGB #nhk_news
— NHKニュース (@nhk_news) February 24, 2015
キーコーヒーは11月1日からスーパーなどで販売する家庭用レギュラーコーヒー全品の価格を最大25%引き上げます。喫茶店やレストランなど向けの業務用も値上げ交渉を始めました。 http://t.co/UFPU8Hicdi
— 日経産業新聞 (@nikkei_bizdaily) October 1, 2014
特に最大生産国のブラジルが、開花時期の干ばつで実の成長に影響を及ぼし、深刻な大減産となりました。最大生産国の減産は市場価格に影響を及ぼすほどの価格変動となってしまいました。
また高品質豆の世界的需要が高まっており、特にインドネシア(スマトラ・マンデリン)、ケニア、エチオピアは生産数も少ない上に激しい取り合いになっております。これによる影響が価格にも大きく反映されてしまったようです。
「この原価率でよく経営されていますね…」と、税理士の方に指摘されてしまうほどの(汗)ギリギリの所で頑張っているミールクラフトにとって、この値上げはかなり深刻な問題となってしまいました。
『出来る限りのお求めやすい価格で、良いコーヒーを多くの方に知って気軽に楽しんでもらいたい。』
『雪国で足下が悪い中でも、1ヶ月くらいは安心して飲める量を提供したい』
『飲食店や、オフィスコーヒー、業務店のサービスコーヒーなど、特別な契約などなく、気軽にトライしてもらいたい』
そんな思いも込めて、現在のボリュームディスカウント制にしました。
このボリュームディスカウントはこのまま継続していきますので、皆様のご都合にあわせて、お買い物の選択にお役に立てれば…と思います!
目利きの質を磨いて、皆様に美味しくて、より良いモノを提供できる街の珈琲屋さんで有り続けられるように…。改めてそう考えさせられた今回の値上げ騒動です。今、新たな時代の変化の時なのかなぁと思うこの頃です。