mealcraft coffee blog - ミールクラフトのコーヒーブログ

越後妻有、新潟県十日町市にあるスペシャルティコーヒー豆専門店『ミールクラフト』のコーヒーブログです。

【ハワイコナ農園訪問記】Kona Coffee Living History Farm

※すみません、ちょっとずつレポート書いております。

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ハワイ島、コナコーヒー農園訪問。2日目。

この日はキャプテンクック地区へ。
午前中は「Kona Coffee Living History Farm」を訪問しました。

こちらは1925年から1994年まで、「内田農園」として日系の内田さんがここで生活しながら生産されていた農園で、現在はその頃の生活を一般公開しながら、継続して収穫もしている農園です。
今回、英語ガイドの方がつきっきりで約2時間、丁寧に案内してくださいました。
英語ガイドでしたが、日本語も交えて丁寧に説明して下さったので、よく理解できました。

力仕事や物流に欠かせないドンキー(ロバ)、自給自足の生活に野菜畑やたくさんの果物の木々、チキン(にわとり)小屋も案内してくださいました。農園を見学するだけでなく、コーヒー農家の生活の歴史を丁寧に説明してもらえて、ミュージアムとしても楽しめる内容でした。

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栽培、精製(コーヒーの実をむいて生豆にする作業)には、近代化が進む現在でも、伝統的なアイテムが便利な道具として今も実際に使われているそうです。こちらの農園では、先人達の知恵によるアイテムが沢山でてきました。
一部をご紹介します!

高い枝の実を取る為のアイテム
<kagi-カギ->
剪定で切ったコーヒーの木や、精製で使用したミシンベルトなどを使って作ります。資源の少ない昔の知恵が垣間見られます。ツエの先が、引っかけられるように曲がっています。

こんな感じで枝に引っかけて、手元に引き寄せて収穫します。


天日乾燥場
<hoshidana-干し棚->
雨の多いコナ地域。
急な雨で乾燥させた生豆が濡れないように、屋根がスライドして豆を覆って守ります。
しかも手動!独創的な先人たちは、このような様々な工夫を凝らしてきました。

こうやって豆を返しながら、6~8日くらい、十分に乾燥させます。

このようなハワイコナ独特の伝統的なアイテムには日本語の名前が使われており、日系移民の人々がコナコーヒーの歴史に深く関わってきていることも伺えます。

水が貴重で、雨水はトタン屋根から貯水タンクに貯められるような工夫が施されています。規模は違いますが、前日のマウンテンサンダーさんでも同じような施設がありました。


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コーヒー農家の暮らしぶりも紹介してくださいました。
旧内田邸から、炊事の音(トントントン)が聞こえてきます。

実際に1994年までこのような暮らしを内田さんはされていたようです。(現在は、ホノルルに移住されたそうです。)

ちょうどお昼ご飯を作っていました。
かまどでご飯を炊いていましたよ。




使われていたエプロンや、子供達の下着、大人のシャツ、座布団など、これらはお米の入っていた布袋を使って作ったそうです。エプロンは、カリフォルニアライスのロゴがかわいかったですし、ちょっとした刺繍なんかも施されていてなかなか凝っていました!

その他子供のおもちゃや、ちょっとした生活雑貨など、資源の少ない時代にあるもので無駄なく工夫して暮らしている様子があちこちに散りばめられていました。
また、昭和初期の日本を思わせるような勤勉でストイックな生活ぶりが、ハワイで見られるなんて思いませんでした。(しかもつい最近までここでこんな生活をされていたなんて…!)

自家菜園の畑から取った人参をドンキーくんに。美味しいかい(^^)

長時間、ご案内頂いたヒストリーファームの皆様、ありがとうございました!!

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農園訪問2日目、まだもうちょっと続きます。
もう暫くおつきあい下さい<(_ _)>